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国境なき主夫

海外での子供の教育

インターナショナルスクールって英語が話せなくても大丈夫?英語力よりも大事なこと

海外赴任で子供をインターナショナルスクールに入れたいけど英語を話せなくても大丈夫だろうか?

子供をプリスクールや英語の幼稚園に入れたいけど英語を話せなくても大丈夫だろうか?

英語を話せない状態でのインター入学は親子ともども不安がいっぱいです・・・。

今回は英語を話せないままにインターに入学すると、その後どんな苦労が親子を待ち受けているか?ということについて、実際にインターに子供を通わせている経験から思いつくことをシェアさせていただきます。

また、英語ばかりに気が取られていると思わぬところで失敗もしますので、英語以外でも気をつけることなども書いてみました。

これからインターへの入学を考えている方々の参考になれば幸いです。

英語が話せない子供がインターで成功するために必要なこと

英語が話せなくてもインターの授業についていける?

我が子を含め日本人家庭の子供達を多数見てきましたが、純粋に英語力だけの不安なら幼稚園や小学校低学年からの入学では数ヶ月でほぼ問題なく学校の授業についていけてます。

学年が低いうちは勉強する内容も簡単で身近なことが多く、そのため語彙の量や質がそれほど高くないからでしょう。

そして、特にインターの幼稚園から小学校1年生の時期だとフォニックス(Phonics)の練習を繰り返します。フォニックスとはアルファベッド通りの読み方ではなく、スペリング中で文字の組合せでパターン化されている部分の発音ルールです。その時期は英語については知識を増やすよりも発音練習に重点が置かれているからかもしれません。

我が家の下の子の場合もインターには日本で言う年長から入学しましたが、2年間徹底的にフォニックスの練習をやっていました。アルファベットも通常の読み方はあまりやらず、フォニックス読みでしか読めないほどです。

正直、高い学費を払っているのにこんな簡単なことしかやらないのか?と見ていて少々不満でしたが、今となってはその効果たるや初めて出てきた単語でもすんなり読めるしネイティブ発音にもなり日本で英語教育を受けた親からするとなんともうらやましいくらいです。また、スペリングの覚えも早く、ボキャブラリーをどんどん増やしています。

その一方で、上の子はフォニックスを習う学年より上の学年から英語のインターに入ったので学校で特別にフォニックスのトレーニングは受けておらず、初見の単語の読み方には少し苦労しています。英会話の基礎としてフォニックスを習得するためだけでも、プリスクールからインターに入れるのもけっして無駄ではないかもしれません。

しかしながら、小学校高学年以降なら英語を話せない子供をいきなりインターに入れるのは少し考えた方がよさそうです。

インターでの英語の学習進度は速いと感じます。小学校高学年以降は学習内容自体も少しずつ難しくなり、それにともなって単語も抽象的な意味のものや専門用語が増えてきます。小学校高学年以降、中学や高校からのインターへの入学はある程度の英語力をつけてからでないと授業についていくのは大変です。

実際に我が子が通うインター(英国式)でYear5(アメリカ式ならGrade4、日本なら小3〜小4)の時にスペリングの宿題に出されている単語をみて驚きましたが、英検対策の単語集と比べてみたら半数以上は準1級レベル(大学中級程度)で出題されるようなレベルの単語でした。

また、英語が話せないままインターに入学する場合は絶対にESLがしっかりしている学校を選びましょう!

ESL(English as a Second Language)とは英語以外が母国語の生徒のための英語補習クラスのことで、ESLのクラスにはたいてい言語学に精通した専門の先生がいて子供のレベルに応じた英語の学習プログラムを実施してくれます。個々の子供に対して英語の弱点を補強してもらえるのはもちろん、親自身も母国語との両立や言語能力の発達などバイリンガル教育特有に悩みの相談やアドバイスも受けられます。

そういえば、我が家の上の子は英語のインターに入れた直後「先生や友達が早口で何をいっているのかよくわからない」と落ち込んでいました。

その時子供にかけたのは「パパとママだって留学した時に初めは何を言われているのかサッパリわからなかった。いきなりわかる訳ないしゃべれる訳ないじゃん!」という言葉。「え!パパとママも英語わからなかったの?」「そんなの当たり前だよ。最初は誰だってそう。それでも何とか頑張ってれば2〜3ヶ月とか100日くらいすれば絶対に大丈夫!パパなんてその頃には夢の中でも英語で会話できるようになってたよ。今は大変だと思うけど、とにかく100日頑張ってみな。絶対大丈夫だから!」「うん、わかった。」

おしゃべりが上手か下手かは性格の要素が大きいです。日本語でもあまりおしゃべりしない子供が、英語になったからといって急におしゃべりできるわけはありません。慣れるまで温かく見守ってあげましょう!

英語が話せなくても友達はできるだろうか?

英語が話せなくても友達はできるか?子供は学校に馴染めるか?という不安については、当然ですが入学時の年齢や子供の性格などにより大きく違いがでます。

その中でただ一つ言えることは、なにかしら人に注目される・興味を持たれる特技や趣味があると全然違うということです。英語力よりも何かしら人を「感動」させられることを身に着けていると人に認められ・興味をもたれ、友達ができるきっかけになります。

サッカー・楽器の演奏・暗算の速さ・何かのコレクションなど、なんでもよいので言葉以外で皆に認められる(感動を与えられる)特技や趣味があると自然に人が寄ってきます。そして人に認められることで子供自身も自己肯定感が高くなり自信も持てます。

我が家の場合、上の子は英語があまり話せないうえにそもそも静かで口数もすくない性格でした。引っ込み思案なので人とうまくコミュニケーションできるか心配でしたが、インター入学後のインターナショナルウィークでのイベントで折り紙やあやとりの技や作品が一目置かれてたのがきっかけで友達も増え学校に居場所をみつけました。

折り紙はOrigamiとして・あやとりはCat's Cradleとして海外の子供の間でも親しまれているので、低学年の子供なら入学前後に少し難しいものが作れるように練習しておくと友達作りのきっかけになります。

また、うちの子はあまりやりませんが、男の子ならサッカーがうまいだけでも相当なアドバンテージです。世界中どこにいってもボール一つあれば友達のきっかけになります。

それから、マンガやアニメなど日本から発信されている文化的なものや日本へ旅行した時に遭遇した日本独自のもの(ウォシュレットや回転寿司など)に興味をもっている子も多く、日本のものをいろいろと紹介できるようにしておくのもよいでしょう。

英語が話せないなら何かしらの特技を身に着けておかせましょう!

そもそもなぜ英語が話せない子供をインターに通わせるのか?インターに何を求めるのか?

それでは逆に、英語のできない子供をなぜインターに通わせようとするのでしょうか?

不安や悩みと表裏一体かもしれませんが、子供を英語が話せるようにしてあげたい・英語力をつけさせたいというところに重点を置くご家庭が多いように感じます。

我が家の場合、親子共々けっして英語が得意なわけではありませんが、子供をインターに入れた目的英語力よりむしろ多様な価値観の中でコミュニケーション能力そのものを身に着けさせたかったからです。

いろいろな国や境遇で育った人々の中で多様な価値観に触れさせたい!

インターナショナルスクールは様々な国の人がいます。家庭環境や宗教・境遇も様々です。

日本人学校という選択肢もあるなかで、我が家がインターに入れた一番の理由はいろいろな価値観の中で自己肯定感・自信を身に着けさせたかったからです。

インターネットの普及や流通の効率化などで加速度的にグローバル化が進む世界の中で、大人になってから世界のどこでもサバイバルできるようになって欲しかったからです。

インターでは皆が対等です。いろいろな価値観の子供や親そして先生が集まる中で個々の人格や価値観が尊重されています。宗教もいろいろで給食のランチメニューですら多教徒に配慮されており肉がでるとしたら万能なチキンが中心です。ベジタリアンの子供もいて、それぞれの価値観が尊重されています。

インターナショナルスクールには知的で裕福な世界中の外交官やエリートビジネスマンなどの家庭に育った子も多く、将来にむけての人脈づくりも可能です。たとえ母国同士が政治的に対立していても、純粋な子供の頃からの友達であれば、後で耳に入ってくる情報でも惑わされることはありません。

また、インターに富裕層が多いのは事実ですが、一方で貧富の格差や環境問題など人類が抱えるいろいろな問題も授業で深く学びます。

英語力よりもむしろコミニケーション能力そのものを身に着けさせたい!

正直、日本にいても受験勉強などを通してある程度の英語力は十分に身に着けられると思います。

たしかにインターではネイティブの英語が身に着けられますが、それが出来たからといって別に優れた人だとは思いません。むしろネイティブのように英語が話せるようになることはオマケで、それよりも多様な価値観の人々と分け隔てなくコミュニケーションできる大人になって欲しくてインターへの入学を決めました。

コミュニケーション能力といってもいろいろな切り口があると思いますが、我が家では具体的なコミュニケーション能力の一つとして子供達にとにかく人を笑わせること、笑いを取ること(ユーモアのセンス)に重点をおいて心がけさせています。

笑いを取りに行くためには、相手の笑いのツボや話のオチ、間(ま)などが大事だと思いますが、それを意識しながら常に相手を笑わせようとトライすることにより、自然とはずかしさを乗り越え自分の殻に閉じこもらない思考や行動ができると思います。しかも、不快に思われることのないように相手の嫌がること(価値観)も理解したうえでないとスマートに笑いを取ることはできません。

他人の価値観を理解するスキル・他人の笑いのツボをみつけるスキル・そこにむけて笑いを取りにいくスキルの習得が子供の頃からのコミュニケーション能力の育成に役立つと思います。

我が家では毎日子供達が学校から帰ってくると、今日は友達や先生を笑わせられたか?それはどのようにしたか?とアホな会話も交えながら成功していたら褒めるようにしています。

英語を話せない親が子供をインターに入れるとどうなる?

子供は小学校低学年以下であればすぐに適応できますが、それでは英語を話せない親がインターに子供をいれたらどうなるでしょうか?

親が英語を話せずに一番困ることは、

  • 面談などで先生との意思疎通ができない
  • 親同士の付き合いができない
  • あとは特に英語圏では現地での生活に支障が生じる
  • 緊急時の情報収集や速やかな対応ができない

などでしょう。

英語ができれば、学校での子供の様子や成績についてよくわかりますし、相談や要望もできます。友達の保護者とも円滑にコミュニケーションできれば、プレイデートやスリープオーバーの約束や手配から子供の友達が遊びに来たときのやりとり、誕生会などに招待されたときのソシアルトークなど社交の場で親自身も友達ができ楽しい海外生活が過ごせます。学校のインターナショナルイベントなどでジャパンブースなどの運営ができます。

全く英語ができなくともなんとかなるかもしれませんが、子供をインターにいれるならば親もそれなりに英会話が出来た方が断然有利で楽しいです。

子供をインターに入れて良かったこと(メリット)

日本人学校ではなくてインターに入れて良かったと思うのは、日本の教育よりも自主性を重んじているところでしょうか。礼儀や規律については日本の学校よりも緩いところがありますが、それも集団よりも個々人の価値観を尊重しているからなのでしょう。

教育システム自体についてどちらがよいかはそれぞれの良し悪しや親の価値観で違いますが、少なくとも子供が楽しく学校に通えればどちらのシステムでもよいのでしょう。

インターのメリットとしてはいろいろありそうですが、親の観点からすると・・・、

教育内容について

バカロレアのPYPプログラムを採用しているアメリカンインターナショナルスクールやブリティッシュインターナショナルスクール、またフレンチインターナショナルスクールへの子供の通学を経験してきましたが、総じてインターでは一般的な教科学習の他に世界の仕組みやいろいろな価値観・社会的な問題についても低学年から学びます。

テーマはいろいろですが、考え方やどうしてそうなるか?などをリサーチ・発表・議論したり、そのために子供自身を促しながら作業させるスタイルです。決して正解を問うのではなく、思考力を養う教育といった感じです。

教科書もなく、その時々のテーマに沿ったプリントや映像を使って先生と生徒間で活発にやりとりするいわゆるアクティブラーニングスタイルです。授業参観などにいってみると、子供達はリラックスして楽しみながら授業を受けています。

我が家では現在は英国式インターに通わせています。

英国式インターではリーディングやライティング・スペリングなど言語教育にも重きを置いています。それから理数系の科目も高校レベルまで必修となっており全般的に深い思考力を養うカリキュラムのような気がします。

アメリカ式についてはあまり調べてはおりませんが、理系に進学希望で2次試験に重きを置いている日本の大学入試も受験する予定があるなら、少なくとも必修科目が多く文系科目にも力を注がなければならない国際バカロレアのディプロマのインターよりも英国式のカリキュラムの方が効率的に大学受験対策ができるのではないかととも思います。

入学条件が緩い?希望すればほぼ入学できる!

海外のインターはウェイティングリストがあるような高倍率の人気校もあったり、子供の出身地域や国の入学者のバランスをとるようにしているところもありますが、基本的に入学希望があれば入れます。

入学条件も英語力はあまり問わないところもあれば、学年を下げることを条件に入学を許可する学校はありますがだいたい入学できるでしょう。

それでもある程度学力レベルの高い生徒が揃っているのは、親の知的レベルや高年収の家庭が多いからかもしれません。面接で落ちたなど聞いたことがありません。

国にもよりますがそれほど選択肢があるわけでもないので、学費さえ払えれば受験対策をすることなく希望通りに入学できるので、赴任先での学校選びの不確定要素がなくほぼ予定通りに学校を決められます。

その他のメリット

ちょっとしたことではありますが、親から見て他にインターのメリットといえば・・・、

学校の送迎がいらない

海外のインターの大半はドアトゥードアのスクールバスでの登下校です。登下校時の余計な心配はいりません。

強制的なPTA活動がない

欧米人はPTA活動に熱心な方が多いので、強制的にPTAの役員にさせられる心配はありません。日本人学校や補習校ではこの日本特有の面倒なことがついて回ります。

インターに入れるデメリットや留意点

次に親の視点、子供の視点からインターのデメリットを考えてみます。

出会いも多いけど、別れも多い!

親の仕事の都合などで引越を繰り返す家庭が多いため毎年のように友達が入れ替わります。せっかく仲良くなった友達との別れは子供が年齢を重ねるほどに可哀相になります。メールやSNSでつながることはできますが、やはり毎日学校で会える方が断然よいでしょう。

先生も、より待遇のよい求人があれば他のインターに移っていきます。ここ数年は中国国内に中国人向けのインターが多くできていると聞きます。そこに経験のある先生が好条件で引き抜かれることも多いようで、インターで教えられる質のよい先生の確保は学校経営の課題とも聞きました。

出会いも多いけれど別れも多いのがインター生の宿命です。

学費が高い!

なんといっても最大のデメリットは学費の高さでしょう。

インターの高額な入学金と授業料を毎年のように支払うためにはよほどの富裕層なら別ですが、我が家のような一般家庭では職場の補助金なしでは通わせるのはほぼ不可能です。日本にいれば公立なら無償で教育を受けられるのに!と思うと割高感が否めません。

また、インターの選択肢が多い地域では入れた学校に不満があれば、他の学校にしておけばよかったという悩みは多々あります。先生の当たりハズレもあり、ハズレだと一層悲しい気分です。

あと少し話はそれますが、インターで働く先生はいろいろな国を渡り歩く先生が多いことから、たまに教育者としてふさわしくない先生が紛れているとも聞きます。学校選びの際はネット上の口コミや通学者や保護者のSNSを探して評判をチェックしておきましょう。先生の入れ替わりが激しい学校も経営に問題があるなど注意が必要です。

休みが長い!

インターは休みが多いです。夏休みは最低2ヶ月、年末年始はもちろん、春と秋にもまとまった休みがあり、二ヶ月に一回は一週間以上の休みがあります。長期休暇の期間をどう過ごすかも悩みの種です。サマースクールや一時帰国、旅行などで学費以外の見えない費用もインターへ入学させるにあたって見逃せない支出です。

教育システムやカリキュラムの違いの良し悪し

デメリットというかそれなりに対応が必要なのが日本とのカリキュラムの違いです。どちらがよいというわけではありませんが、日本のカリキュラムを中心に考えた場合、インターでそれ以上やる分野もあれば抜けてしまう分野があるので必要に応じて家庭で補わなければなりません

国語については漢字や語句などは家庭学習でキャッチアップしなければ同年代から遅れを取りますし、日本の本もキンドルなどを利用して買いあたえ読書を促すようにし国語力の養成にも励んでいます。

算数は学年毎の単元学習を基本とする日本とは違い、インターはスパイラルの積み上げ方式です。小学校1年生の段階で足し算・引き算はもとより簡単なかけ算や割り算まで教えます。そして学年が上がるにつれ難易度も上がりながら何回か繰り返し勉強します。物事をいろいろな角度から学べるのはよいですが、算数(数学)についてだけは欧米より日本やアジア諸国の方が求められるレベルが高く競争も激しいと思います。実際に学校で算数の統一試験のスコア分布をみせてもらったことがありますが、日本を含めアジア諸国(インドや韓国など)の出身者が上位を独占していました。

理科は日本に比べると暗記よりも考え方や仕組みの理解に重点を置いています。理科以外でも基本的に暗記ものは少ないです。

社会については、いまのところ環境問題などの国際的な社会問題やヨーロッパの歴史を中心の授業をしているようです。日本の社会も自宅学習で手をつけ、都道府県などの名前くらいは覚えさせようとしましたが、外国暮らしでリアリティーがないせいか興味を持たず無理強いになってしまいそうなのであきらめました。

将来の進路選択の目標設定やタイミングに苦慮する!

なんといっても、インターに入れることで親が一番頭を悩ませるのは将来の進学をどうするか?でしょう・・・。

インターのカリキュラムは英国式・アメリカ式・国際バカロレアを問わず日本との教育システムが違うので、帰任時期や子供の年齢、兄弟の有無とその年齢差によって、子供がどんな進路で進学するか常に留意しておかないといけません。

幼稚園や義務教育課程の小学校・中学校での帰任であれば、お受験や中学受験をしない限り日本に帰っても受け入れてくれる学校がありますが、将来日本で高校受験や大学受験をするのであればそれぞれの段階で文科省の定める高校や大学の受験資格がないと帰国生入試も受けられませんので、帰任時期や受験時期から逆算して日本人学校に転校したりするなど何かしらの対策が必要となります。

 >>帰国子女としての小・中学校の入学資格や卒業資格と日本でインターナショナルスクールにいれる場合に気をつけること

 >>帰国子女として高校受験するために絶対必要な受験資格

ダブルリミテッドの問題 英語も日本語も中途半端にならないか?

我が家は純粋な日本人家庭なので母語(母国語)は日本語です。(うちの場合は母親ではなく父親が赤ちゃんの時から子育て担当なので正確には「父語」ですが・・・)

インターに入れたからには英語と日本語を使いこなすバイリンガルになって欲しいとは思いますが、家庭で最優先に取り組んでいるのは母語である日本語(国語)学習です。英語は全て学校にまかせると割り切っています。

両親が英語で苦労したからといって、英語教育ばかりに気を取られて日本語も英語も両方中途半端なダブルリミテッド(Double limited)にだけはならないように細心の注意を払っています。

具体的に気をつけているのは・・・、

  • 家庭での会話は全て徹底して日本語
  • 日本の教科書や本、国語のドリルはまず音読させる
  • 日本語の本の読み聞かせは毎晩欠かさない
  • 子供が日本語でうまく表現できないときはその場で適切な単語や言い方を教えてあげて言い直させる
  • 日本語のイントネーションやアクセントがおかしいときもその場ですぐに教えて言い直させる
  • 日本で生活しているなら当たり前の言葉もかなり抜け落ちている(触れることがない)ので、NHKの日本語ラジオニュースを聞きながら夕食をとる
  • 算数や理科などは学習言語(専門用語)も英語と日本語両方の単語を調べさせたり一緒に調べる
  • マンガ・映画・YouTubeと子供が興味を示した日本語の作品は基本的に全て見せる。

などなど・・・。 

バイリンガルとしてのロールモデルは、日本語と英語それぞれの言語のニュアンスを正確に反映した言葉を選べ、同時に他方の言語にはない単語や概念を完璧に再現でき、滑らかに言語間を行き来できるような、英語も日本語もいずれもペラペラなモーリー・ロバートソンのように育ってくれたらいいな〜とは夢見てますが、まずはインターに通わせながらも家庭ではしっかりと日本語を教えてあげたいです。

海外育ちで他人との会話はほとんどが英語となる我が子は、最近「パパ、○○だと思うんだ」とまず結論や意見を言ってから「どうしてかと言うとね、○○」と理由を話し始めることが多いです。これを聞いてますます英語的な思考になってきたなと思います。また、同じ子供世代の日本人家庭でも、兄弟間の会話だけ英語になっている家庭もしばしば見かけます。放っておくと子供の母語のレベルはどんどん落ちていく危機感を感じます。

いずれ帰国子女として日本に帰ることになるとは思いますがその時に満足に日本語話せなくて恥ずかしい思いをさせたくないのなら、インターに通っていても英語に負けないくらい日本語力にも注意を配る必要があります。母国語の大切さについては海外子女教育財団でもパンフレットを配布しています。

 >>参考母語の大切さをご存知ですか?(海外子女教育振興財団)

まとめ

子供が小学校低学年以下なら英語が話せなくてインターに入ってもなんとかなります。

大事なのは子供が自信を持てるように親がサポートすること。

ただし、母語(日本語)学習をおろそかにしていると英語も日本語も中途半端になりかねないので注意が必要です。

そして、子供をインターに入れるならば、親自身も英語が話せた方が子供の様子がわかるし友達もでき絶対に楽しいです。

ご自身も英語圏・非英語圏にかかわらず事前に英会話スクールなどで日常会話程度の英語の準備はしておきましょう!

今回は以上ですが、別記事でもインター生活の様子・教育内容や学校の選び方について紹介していますのでよろしければどうぞ↓

 >> 海外での子供の学校選びで後悔しないために知っておくべきこと

 >> 帰国子女入試の入学願書作成に備える!学校教育歴・海外在留歴の備忘録をシェアします!

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