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【帰国子女入試】入学願書作成に備える!学校教育歴・海外在留歴の備忘録をシェアします!

我が家では子供達はまだ小学生で帰国予定はしばらくありませんが、将来日本で中学受験・高校受験や編入・大学受験することを考え、帰国子女枠入試に必要な入学願書の内容を調べてみました。

そして、帰国子女枠入試の入学願書では学校や大学によって違いがあるものの、どんな学校でも学校教育歴や海外在留歴を記載する書類が必ずあることがわかりました。そこで、後で慌てないように最低限願書に記載しなければならない学校歴や在留歴の項目を各校の募集要項から抽出し整理してみました。

今回はそれを学校教育歴・海外在留歴の備忘録としてフォーマット化してみましたのでシェアいたします!

お子様の教育歴・海外在留歴の記録にお役に立てれば幸いです!

(備忘録のフォーマットは記事中でダウンロードできます)

 

帰国子女入試願書作成のための「学校教育歴・海外在留歴の備忘録」記載例

志願者本人の情報・各連絡先の記録

1.本人情報2.保護者3.日本国内連絡先(保護者代理人)については特に問題ないかと思いますが、志願者本人や保護者、日本国内での連絡先等を記載しておきます。

本人情報・各連絡先の記載例

志願者本人の情報・各連絡先の記載例

学校教育歴の記録

4.学校教育歴では、おもに過去に在籍した学校名と学年や在籍期間を記載します。

学校毎に在籍期間をまとめて記入する場合と学年毎に分けて記入する場合の2つの形式が多いため、学校毎・学年毎でまとめた方が後で整理しやすいです。

在籍期間は年月単位で記入する学校が多いようです。

応募書類を作成する際は、学校名や住所などは外国語表記ではなく日本語で表記できないものはすべてカタカナでの記載を求める(例:International Shool → インターナショナルスクール)学校もありますが、とりあえず備忘録なので実際の表記でまとめておけばよいでしょう。

また、備考として在籍学年と年齢を対応させて書いておくと後でいちいち思い出さなくてもよくて楽です。

学校教育歴の記載例

学校教育歴の記載例

海外在留歴の記録

学校教育歴では年月単位での記載がほとんどでしたが、5.海外在留歴は 海外在留期間の入出国日を日付まで正確に求める学校が多いので、パスポートで各出入国の年月日を適宜確認しておくと、後でパスポートのスタンプが増えても探すのに苦労しません

なお、出願の際は、海外在留証明書(海外勤務証明書・海外生活証明書)を保護者の所属先から別途発行してもらうことになります。

備考として出入国の理由(保護者の海外勤務に同伴した為、等)をメモします。

また、帰国子女枠での応募条件として、多くの学校・大学で子供単独ではなく保護者と同居の海外留学を条件としているようで、保護者と志願者の海外在留期間に違いがある場合はその理由(生活基盤を整えてから呼び寄せた、日本の学校入学のため左記に帰国した、等)も書かなければならない学校もありました。けっこう細かいです。

海外在留歴の記載例

海外在留歴の記載例

その他の項目

6.在籍校等の連絡先として、過去に在籍した学校の連絡先を控えておくと必要な書類をすぐに請求できます。

在籍校等の連絡先記載例

在籍校等の連絡先記載例

 

また、7.卒業(予定)学校または取得した統一試験等資格等の各項目はおもに大学受験の応募条件をみたしているかどうかの確認のため必要となります。

帰国子女枠を利用して大学受験する場合、受験資格として、

  • 外国において、学校教育における12年の課程を修了した者
  • 外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベルを保有する18歳以上の者
  • 国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した18歳以上の者

などを満たしていることを証明する必要があります。

ここでは卒業(予定)学校や、SATや国際バカロレアなどの国家試験・統一試験等の資格や受験科目・スコアなどをメモします。

また、高校卒業後に入試まで期間が空いたり、浪人している場合は高校卒業後の所属先や期間などメモします。

卒業予定学校または各種資格の記載例

卒業予定学校または各種資格の記載例

 

8.その他としては受験資格にはあまり関係ありませんが、例えば日本人補習授業校の在籍歴や小学校以前に通った幼稚園などをメモしておくと子供自身の振り返りの参考になるでしょう。

 

帰国子女入試その他の出願書類

学校や大学によって違いますが概ね以下のような書類が実際の出願時に必要となります。取得に時間がかかりそうな書類もあるのであらかじめ留意しておくとよいでしょう。

海外在留証明書(海外勤務証明書・海外生活証明書)

保護者の所属機関(会社・官庁等)に保護者と志願者の海外での滞在期間を証明してもらう書類です。学校によっては在外日本公館発行の在留証明を求めるところもあるようですが、ほとんどの学校では指定の様式か所属機関独自の様式を要求しています。

これは、志願者は単独ではなく保護者に同伴して海外で留学していたことを帰国子女枠受験の条件としている学校や大学が多いからなのかもしれません。在外公館発行の在留証明だと保護者と志願者それぞれ別の証明書になるようなので。

 >>在外公館で在留証明

出願時に在留歴と対応したパスポートのコピーを求めてくる学校もあるので、使用済みのパスポートも捨てられません!

自己推薦書や志願理由書、活動報告書など

出願校を志望する理由や入学後にどのような学校生活を過ごしたいか、生活していた国と日本との違いや海外生活で印象に残っていること、学校の内外で経験したこと、などを書かせるもの。

在籍した学校の卒業証明書、成績証明書

在籍した学校の卒業証明書や成績証明書は取得に時間を要するかもしれないので、出願時には早めに請求しておくとよいでしょう。

学校要覧等

どんな教育を受けてきたか、在籍していた学校の概要のわかるパンフレット等も必要な場合があります。

国家試験等の統一試験成績評価証明書(大学受験の場合)

特に大学受験の場合は入学資格要件を満たしていることを証明するための資格(国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベル)証明が必要となる場合があります。また、SATを受けているのであればそのスコアの証明を求められます。

 

「学校教育歴・海外在留歴の備忘録」のダウンロード

以下のリンクから学校教育歴・海外在留歴の備忘録のPDFファイルをダウンロードできます。(こちらは手書き用となります)

  >>学校教育歴と海外在留歴の備忘録(PDF)をダウンロードする

 

また、最近はインターネットでの出願登録を行う学校も多く、入力したデータをコピペで使い回せるようにGoogleドキュメントでも備忘録を利用できるようにしてみました。

 >>Googleドキュメントで備忘録をコピーまたはダウンロードする

Googleアカウントをお持ちでもお持ちでなくとも下記の方法で利用できます。

 

Googleアカウントをお持ちの方は、以下のように【ファイル】メニューから、【コピーを作成】を選んでご自身のgoogleドキュメントアカウントにコピーしてご自由に編集してください。

Googleドキュメントへのコピー方法

ご自身のgoogleドライブへのコピー方法

 

Googleアカウントをお持ちでない方でも【ダウンロード】でWord等ファイル形式を指定してダウンロードしてお使いできます。

Word形式等でのダウンロード方法

Word形式等でのダウンロード方法

 

まとめ(ファイリングのコツ)

うちでは今回紹介した備忘録をプリントアウトして過去の成績表等原本とそのスキャンデータを入れたUSBディスク、使用済みパスポートと一緒にファイリングしています。

子供にも置き場所を教えてあり、子供自身で日本国内の連絡先や自分の教育歴・渡航歴を知ることができるので、親に万が一のことがあっても安心です。

海外生活も長くなり以前から子供の教育歴と在留歴の整理が必要だと感じていたので、同じような思いのどなたかの参考になれば幸いです!

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