海外赴任や留学・長期の旅行などで日本を離れるときに、日本の携帯電話や固定電話の契約をどうするか悩みませんか?
同じ電話番号を維持しようとすると、使わないのに毎月基本料金や保管料金がかかりますし、休止にすると番号が変わります。
かといって解約すれば違約金が発生することもあります。
長期の海外滞在で携帯電話の高額な国際ローミングをずっと使うこともないでしょう。
海外に行けば新しい電話番号ができ、その都度連絡をとりたい家族や友人・仕事先に国番号付きで新しい電話番号をお知らせしなければなりません。
また、親など年配の方は、せっかく海外の電話番号を教えても国際電話のかけ方が分からなかったり、国際電話の料金に対する不安があったりと、日本から海外へ電話をかけることに抵抗がある方も多いです。
さらには、銀行などに届け出る連絡先の電話番号はほとんど日本国内の電話番号となっており、国番号で始まる国際電話を登録できる銀行などはほとんどありません。
そんな、
海外にいても日本からの電話を確実に受けたい!
世界中どこでも同じ電話番号で電話を受けたい!
という悩みをお持ちのあなたにはSkype番号がおすすめです!
Skype番号を使い始めてからというもの、どんな国に住んでも、どこに旅行しても、世界のどこにいても連絡先の電話番号を変えることなく確実に電話を受けることができています!
電話番号はそのまま!海外にいるときに日本からの電話を受けられる「Skype番号」
Skype番号とは日本国内の050で始まるIP電話の電話番号です。
音声通話やビデオ電話を少額で使えることで世界中で普及している、マイクロソフトのSkypeが行っているサービスの一つです。
電話番号が050ではじまるだけで、電話をかけてくる相手にとっては携帯電話や固定電話へ電話しているのと使い勝手は全くかわりません。
Skype番号を取得し、相手がそのSkype番号に電話をかけてくれれば、パソコンやスマホにSkypeアプリをいれておけば簡単に電話をうけることができます。
また、Skype番号にかかってきた電話を滞在している国などの携帯電話や固定電話に転送することも可能です。
Skype番号を取得すると、世界のどこにいてもずっと同じ電話番号で電話を受けることができるのです!
Skype番号のメリット
海外でsimカードなどの電話番号が変わっても、同じSkype番号で電話を受けられる!
simフリーのスマホでsimカードを替えるとその度に電話番号は変わります。
また、引越先で固定電話を引けば新しい電話番号がもらえます。
でも、Skype番号経由でかかってきた電話をiphoneやandroidなどのスマホのSkypeアプリで受けられるようにしておけば、いちいち新しい電話番号を知らせる必要はありません。
日本にいる相手方があなたのSkype番号に電話するときには国番号をつける必要もありません。
なので、あなたが海外にいることを知らせていなければ、相手は海外に電話をかけていることすら気づきません。
また、Skypeアプリで電話を受ければあなたの電話代金も無料、かけてくる相手方が負担する電話料金も日本国内への通話料金だけすむのです。
Skype番号にかかってきた電話は携帯や固定電話の番号に転送できる!
海外で新しく契約した携帯電話や固定電話の番号をSkype番号の転送先として設定しておけば、wifiにつながらなかったりアプリを起動していないときでもお使いの電話でかかってきた電話を受けられます。
さらに転送先の電話番号は複数登録できるので、たとえば夫婦それぞれの携帯番号を登録しておけばSkype番号にかかってきた電話は夫婦それぞれの携帯を同時に呼び出すので、だれかは必ず電話を受けることができ大事な電話も確実に受信できます。
留守電と同じ機能もつかえる!
通話転送の他にもボイスメール機能は留守電と同じようにアプリを起動していないときに使うこともできます。
一時帰国の度に音声通話機能付きのSIMカードを契約する必要はない!
日本の多くのプリペイドsimの多くは音声付きSIMカードではなく、電話番号を取得するためには電話会社と契約しなければならない場合がほとんどです。
そのため、日本に一時帰国した場合など、なかなかすぐにスマホで通話するができません。
しかし、Skype番号さえあれば、空港か家電量販店などで気軽にデータ通信専用のSIMを購入しスマホに差してでそのまま電話を受けられます。
また、同じくSkypeアプリから固定・携帯電話への発信を利用することができるので、一時帰国の度に音声通話付きのSIMと契約する必要はありません。
Skype番号のデメリット
Skype番号で「電話を受ける」場合のデメリット
Skype番号でSMSを受信することはできない
オンラインバンキングやTwitterなど、ときどき携帯のSMSを使った認証が必要となるサービスがありますが、Skype番号でSMSを受信することはできません。
なので、別の携帯電話の番号を使うかSMSの使えるデータSIMが必要となることがあります。
海外からの一時帰国の時にどうしてもSMSを受信しなければいけない場合は誰かに携帯を借りたりしてます。
なお、SkypeアプリからSMSを送信することは可能です。
SkypeアプリからSMSを送信する場合、相手方にはあなたが発信者IDとして登録している電話番号が通知されます。
アメリカやイギリスなどでは発信者IDにその国で取得したSkype番号を設定できるのですが、050ではじまる日本のSkype番号は発信者IDとして登録できないので、お手持ちの携帯番号などSMSを受信できる電話番号を登録する必要があります。
夜中に電話がかかってくることがある・・・。
Skype番号は国番号をつけてかける国際電話ではないので、海外にいることを知らせていない人から日本との時差で夜中の寝ているときに電話をもらうこともあります・・・。
Skype番号で「電話をかける」場合のデメリット
Skype番号を発信者番号として通知できない!
Skypeで日本国内や海外の固定電話や携帯電話へ電話をかける時はSkypeアプリを使います。
そしてSMSを送信する場合と同様に、発信者IDとしてSkypeに登録した電話番号がSkypeアプリから携帯電話または固定電話に発信したときに相手方に表示されます。
同じく、アメリカやイギリスなど一部の国では発信者IDにその国で取得したSkype番号を設定できるのですが、050ではじまる日本のSkype番号は発信者IDとして登録できません。
なので、お手持ちの海外の携帯の電話番号などを登録することになりますが、登録した電話番号は国によっては発信者の電話番号として通知されなかったり、また、通知不能や非通知となることもありました。
しかしサービスが改善したのかどうかわかりませんが、最近は登録した海外の電話番号が通知されることが多いように感じます。
なので、日本に一時帰国している際にSkypeアプリで電話する相手には海外から電話だと思われたり、不審な電話だと思われたりすることがあります。
やはり最も大きなデメリットは、この050のSkype番号を発信者番号として通知できないことですが、そもそも日本国内の電話番号を変えずに世界のどこにいても日本からの電話を確実に受けるためにSkype番号を使うのであれば、発信者番号として通知されないことくらいはそれほど大きな問題ではありません。
SkypeなどのIP電話から電話をかける場合の全般的なデメリット
Skypeから固定電話や携帯電話に電話をかける場合の全般的なデメリットとしては、
- 日本のフリーダイヤルには電話できない。なので、海外からかけられる一般回線の電話番号を調べなければいけない。
- 緊急電話がつかえない。
- 音質が悪かったり、遅延が生じることがある。
などですが、そもそもこれらの問題はSkypeだけではなく、050アプリ全般に言えることです。
これまで10年近くSkypeを使っていますが、電話がよほどうまく使えなくて困ったことはほとんどありません。
また年々サービスの質も向上しているのでそれほど気になる点だとは思いません。
海外でおすすめの050アプリはどれ?
Skype番号と050アプリの比較
Skype番号の他にも050ではじまるIP電話番号を利用してスマホのアプリで電話を受(送)信できる050アプリはたくさんあります。
ここでは、Skype番号と他の代表的な050アプリを比較しながら、特に長期で海外に滞在する予定の方になぜSkype番号をおすすめするか述べていきます。
まず、海外でSkype番号を使っていて便利だと思う機能は留守電話とかかってきた通話の転送です。
いずれもインターネットに接続できていなかったり、アプリが立ち上がっていないときなどでもかかってきた電話を逃さないために大事な機能です。
また、通話転送については海外の携帯電話などに転送できないと意味がありません。
さらには月々の基本料金も安い方がよいでしょう。
以上の条件を満たすおもな050アプリは以下の5つです。(料金は税込)
Skype番号:留守電○、海外の電話番号への転送○、12ヶ月契約で2400円(1ヶ月あたり200円)
050plus:留守電○、海外の電話番号への転送×、月額基本料金 324円
SMARTalk:留守電○、海外の電話番号への転送×、月額基本料金 0円
G-Call050:留守電○、海外の電話番号への転送×、月額基本料金 302円
050free:留守電×、海外の電話番号への転送○、月額基本料金 0円
機能としては留守電か海外の電話番号への転送はいずれかがあればよいので、いずれの050アプリも海外でも使いやすいでしょう。
050アプリから日本国内または海外へのかける電話の料金については、それぞれ特徴があるので詳しくは調べていませんが、それでも1分あたりの通話料の差はそれぞれ数円程度でしょう。
しかも、LINEやfacebookなどでのアプリ間の無料通話の手段がいくらでもある世の中なので、工夫しだいで国際電話料金は限りなくゼロにおさえられます。
同じように、050アプリにかかってきた電話は基本的に受信料金はかかりません。
なので、料金的に比較するとすれば、違いは050アプリを利用する(電話番号を維持する)ための毎月の基本料金くらいでしょう。
月々の基本料金(いずれも税込)は、
SMARTalk及び050free(無料)< Skype番号(200円)< G-Call050(302円) < 050plus(324円)
となりますそれほど差が大きいものでもありませんので、基本的にはアプリの使い勝手などもさらに考慮しお好みの050アプリを選ぶとよいでしょう。
海外旅行や出張はよく行けども基本的に日本に住んでいる方は、特にSkype番号でなく他の050アプリを選んだ方が発信者通知機能などがしっかりしていてむしろよいかもしれません。
数ある050アプリの中からSkype番号を選ぶ理由
前述したように、一般的な日本の方でしたら予算や使い勝手によって5つのサービスの中からお好みのものを選んでよいと思います。
しかし、Skype番号だけが他の050アプリと決定的に違い、その違いにより世界中を飛び回る人にとってSkype番号が一番使い勝手のよいサービスであると言えることが一つあります。
他の050アプリではなくてSkype番号だけにあり、世界中を旅する人にSkype番号をおすすめする最大のメリットは、日本の携帯電話や固定電話を契約していなくとも、Skypeアカウント(無料)を作成すればSkype番号を取得できるということです。
つまり、050のIP電話番号を申し込む際に連絡先として登録する電話番号が不要で、さらには他の050アプリで必要な日本の携帯電話や固定電話の電話番号での認証作業もなくまたヒモ付けなくてもよいので、海外でも簡単に申込ができるのです!
つまり、Skype番号は日本の携帯電話や固定電話を契約していなくても申し込めるため、日本の電話契約は全て解約でき、一気に月々の基本料金などランニングコストも下げられるのです!
日本国内の連絡先電話番号はSkype番号が一つあれば十分になるのです!
これが数ある050アプリの中からボクがSkype番号をおすすめする理由です。
まとめ
いまから10年ほど前に日本から海外に生活の拠点を移したとき、Skype番号を取得して日本の携帯電話も固定電話は全て解約しました。
はじめは少し不安でしたが、管理するものも減り、また余計な固定費を支払わなくなったのでかなり身軽になりました。
Skype番号は国番号をつけてかける国際電話とも違い、日本国内での普通の通話と同じかけ方なので、歳をとった親でもとまどうことなく電話してくれます。
また、日本国内の銀行などの連絡先番号としてもSkype番号を登録しているので大事な電話を逃がしたことはありません。
何回も住む国が変わったり、何回もあちこち旅行しても、一時帰国で日本に帰っても、行く先々で日本からの電話はいつも変わらないSkype番号で受けられとても便利です。
ちなみに一時帰国の日本国内のネット接続にはあれこれ悩まされましたが、いまはプリペイドSIMよりもモバイルwifiルーターをレンタルするようにしています。
データの使用制限のあるプリペイドSIMよりもモバイルwifiルーターをレンタルした方がデータ無制限で複数のデバイスが同時に利用できしかも費用も安上がりですよ!